電話をかけた時「ツーツーツー」と鳴った後にすぐに切れてしまった経験はありませんか？
「何かトラブル？」「相手に拒否された？」と不安になりますよね。
この記事ではそんな時に考えられる原因やすぐにできる対処法についてわかりやすくご紹介していきます。
ツーツーツー音のパターンと意味を知ろう
実は「ツーツーツー」という音にも色々なパターンがあり、それぞれにちゃんと意味があるんです。
ここでは代表的な4つのケースに分けて詳しく見ていきましょう。
呼び出し中のツーツーツーとの違い
一般的な呼び出し音といえば「プルルル…」という音をイメージしますが、この音は相手の電話が呼び出し中であることを示していて応答があれば通話が開始されます。
ところが「ツーツーツー」という音はそれとは全く異なり、すでに通話が終了したか通話が成立しなかったことを知らせる信号音で単に相手と繋がらなかっただけでなく何らかの理由で回線が切断されたことを意味します。
呼び出し音と終了音の区別をしっかりつけておくことで、電話の状況を冷静に判断しやすくなりますし無駄に不安になることも減らせますよね。
相手が話し中の場合
古いタイプの固定電話では、すでに相手が誰かと通話中の時に「ツーツーツー」という音が鳴るのが一般的でした。
最近ではこのような機種は減ってきていますが一部の環境ではまだ使われていることもあり、スマホでもキャリアや機種によっては相手が通話中で回線がふさがっている時に短く「ツーツーツー」と鳴って切れることがあります。
これは、いわゆる「ビジー状態」で繋がらないという意味です。
スマホではあまり馴染がないかもしれませんが、こうした現象も考慮に入れておくと原因をより正確に把握できるようになりますよ。
相手が電話を切った場合
こちらが電話を掛けたタイミングと相手が通話を終了したタイミングがちょうど重なってしまうと、「ツーツーツー」という信号音が聞こえてすぐに通話が切れてしまうことがあります。
この現象はとても短い時間差で起きるためにまるで相手に着信拒否されたように感じてしまうかもしれませんが、実際にはタイミングによるもので悪意や拒否の意思があるわけではない場合がほとんどです。
特にビジネスシーンや忙しい時間帯では通話の切り替わりが多くなるため、このような状況は意外とよくあること。
なので焦らずに少し時間を置いてから再度掛けてみると普通に通話ができる場合も多いので、あまり深刻に捉えすぎないようにしましょう。
相手の電話が電源オフ・圏外の可能性
スマホの電源がオフになっていたり圏外にいる場合にも、電話を掛けると「ツーツーツー」という音が鳴って通話が切れてしまうことがあります。
例えば山間部や地下鉄・電波の入りづらいビルの中などでは圏外になることも珍しくありませんし、バッテリー切れで電源が落ちている可能性も。
この場合は相手には着信履歴が残らないこともあるので折り返しが来ないかもしれませんが、状況によっては後から電源を入れた際にメッセージや通知で気が付くかもしれません。
急ぎの用件でなければ少し時間を空けてからもう一度掛け直すと、スムーズに繋がることもありますよ。
スマホと固定電話で違いはある？
固定電話では比較的わかりやすい音声案内や話中音がありますが、スマホは機種やキャリアによって挙動が異なることがあります。
特にスマホ同士のやり取りでは「ツーツーツー」という音よりも無音のまま切れてしまうケースも多く、その場合は繋がらなかった理由が分からなくて余計に混乱してしまいますよね。
またスマホではバックグラウンドで動作するアプリの影響や設定によって着信の挙動が変わることもあり、単純に音がしないだけでなく画面にも何も表示されないまま通話が終了することもあります。
こうした点からスマホを使った通話では状況を把握するのが難しく、特に通話が失敗した原因を掴みにくいのが現状です。
すぐ切れるときの対処法
ツーツーツーという音ですぐに切れてしまう時、どうすればいいのか迷ってしまいますよね。
ここではまず自分の電話機に問題がないかを確認する方法から少し時間をおいてかけ直す際のポイント・さらに通話アプリなどが原因の場合の対処法まで具体的な方法を順番に紹介します。
自分の電話機や回線の確認方法
まずは自分自身の電話機や通信回線に問題がないかを丁寧に確認することが大切です。
スマホであれば電波状態を確認、アンテナが反応していなかったり通信が不安定な場所にいると通話の発信自体が上手くいかないことがあります。
また設定が意識しないうちに切り替わっていることもあるので、機内モードが誤ってオンになっていないか・Wi-Fi通話やVoLTEなどが影響していないかもチェックしましょう。
さらにSIMカードの接触不良や端末の再起動で改善することもあるので、一度電源を切って再起動するのも効果的です。
固定電話の場合には受話器のコードや電話線がきちんと差し込まれているか・断線していないかなども確認ポイント。
特に長年使っている回線や電話機だと見えない部分での接触不良や経年劣化が原因で不具合が起きている可能性もあるので、別の電話機で同じ回線を試してみると原因の切り分けがしやすくなりますよ。
時間をおいてかけ直すのは有効？
相手が通話中だったり電源を切っていた場合はこちらからの発信が上手く届かないことがありますが、そんな時は少し時間を空けてから再度掛け直すことで問題なく繋がることも。
特に忙しい時間帯や相手が移動中の場合は電波の届きにくい場所にいた可能性もあるため、数分～数十分程度待ってみるだけでも状況が大きく変わることがありますし、急ぎでなければ焦らずに再チャレンジするのが最も穏やかな方法です。
通話ができないとつい気になってしまいますですが相手が後で折り返してくれる可能性もあるので、無理に何度も掛けるよりも落ち着いて時間を置くことがトラブルを避ける上でも有効なアプローチでと言えるでしょう。
その他に考えられるケース
最近は通話アプリやIP電話などインターネット回線を使った通話サービスも一般的になってきていますが、これらのサービスは通信環境の影響を強く受けやすくWi-Fiが不安定だったりモバイル通信が途切れがちだと接続に失敗してすぐに切れてしまうことがあります。
特にビルの中や地下・移動中の電車などでは接続が不安定になりがちです。
またアプリが古いと予期せぬ動作不良を引き起こすので定期的にアップデートを確認・最新バージョンへの更新しておきましょう。
さらにスマホのOSアップデートとの相性によって不安定になるケースもあるため、通話に関わるアプリや設定を総合的に見直すことがトラブル回避に繋がります。
まとめ：焦らず原因を見極めて対応しよう
電話がツーツーツーと鳴ってすぐ切れると「何かトラブルかな？」「相手に嫌われたのかも？」とついネガティブに考えてしまいますよね。
でもその多くは通信機器の機械的な不具合や一時的なタイミングのずれが原因で起こることがほとんどなので、まずは慌てずに落ち着いて状況を確認することが大切です。
自分のスマホの電波状況をチェックしたり相手が通話中や圏外にいないかを考えたりしてみると、原因のヒントが見えてくることもあります。
何も特別なことをしなくても少し時間を空けて再度掛け直しただけであっさり繋がるという経験があったという方もきっと多いのではないでしょうか。
大切なのはすぐに悪い方へ考えずに冷静に原因を見極めて対処する姿勢です。
少しの工夫と確認で問題が解決することも十分にあり得ますよ。
