元日に入籍って、なんだか縁起がよさそうで記念日にもぴったりな感じがしますよね。
年の始まりに人生の新しい一歩を踏み出すのは、なんともロマンチックです。でも、実際に元日を選んで婚姻届を提出しようとすると「えっ、そうなの?」という落とし穴に気づくこともあるんです。
たとえば、役所が休みでその場で受理されなかったり、証人のサインをもらいそびれてバタバタしてしまったりと、思わぬ事態に焦るケースもあります。
この記事では、元日入籍を検討している方に向けて、考えられるデメリットやその対策を具体的にわかりやすく紹介していきます。
元日に入籍する人ってどれくらいいるの?
年明けのスタートに結婚を決めるカップルは意外と多いです。新しい年とともに新しい人生を始めたいという気持ち、わかりますよね。
元日に入籍しようと考えるのは以下のような理由があると言えます。
- 元旦が覚えやすい記念日になる
- 年末年始に時間が取れる
- 「一」並びで縁起がよく感じる
実際、元日を選ぶカップルはじわじわ増えてきています。
ただ、勢いだけで決めてしまうと後悔するケースもあるので注意が必要です。
元日入籍の主なデメリットとは?
実際に元日に入籍するとなると、以下のような点に気をつけなければなりません。
- 役所が閉まっている
- 証人欄のサインが集まりにくい
- 記念日の予定が立てにくい
役所が閉まっている
元日は全国的に行政窓口が休業しているため、通常の受付は行われません。
提出自体は時間外窓口や休日受付ポストで可能な自治体もありますが、その場で担当者が内容を確認することはできず、受付処理がされるのは休み明けの営業日になります。
不備があった場合、元日に提出しても正式な受理日が後ろ倒しになる可能性があるため、せっかくの元日入籍が予定通りにならないことも。
提出日と受理日が異なることで、記念日にこだわりたい方にとっては残念な結果になってしまうかもしれません。
証人欄のサインが集まりにくい
婚姻届には証人の署名が2名分必要ですが、年末年始は人の動きが激しく、帰省や旅行で連絡が取れないケースも増えます。
普段ならすぐにお願いできる友人や家族ともタイミングが合わず、年末ギリギリで依頼することになると焦ってしまいがちです。
証人探しが直前にならないよう、年末よりも前に余裕を持って依頼することが大切です。
記念日の予定が立てにくい
毎年の記念日が元旦となると、外食やイベントの選択肢が限られることもあります。
お店が正月休みに入っていたり、営業時間が短縮されていたりすることも多く、せっかくの記念日ディナーが思い通りにいかない可能性も。
レストランやホテルの予約も競争率が高くなるため、特別な日をしっかり祝いたい方には少し計画が難しい一日になるかもしれません。
それでも元日入籍したい!準備しておくべきこと

そんなときは、いくつかのポイントを押さえて事前にしっかり準備することで、スムーズな手続きが可能になります。ここでは、失敗しないための具体的な準備方法を紹介します。
婚姻届は早めに記入しておく
年末に入る前に、まずは役所で婚姻届を受け取り、内容を確認しながら丁寧に記入しておきましょう。
必要な項目に抜けがないか、書き間違いがないかを事前にチェックすることで、提出当日のトラブルを防げます。
証人のサインについても、年末年始の予定を見越して、早めに依頼して署名をもらっておくのが安心です。
誰にお願いするかも含めて、計画的に進めておきたいところですね。
婚姻届けもいろいろなデザインがあります。好みの婚姻届けで提出したらより一層素敵な思い出が増えますよ♪
受付時間や提出場所を確認する
自治体によって元日の受付対応はさまざまです。
通常窓口は休みのため、時間外窓口や休日受付ポストを設けているか、またどのような提出形式になるのかを事前に確認しておきましょう。
提出場所や必要な持ち物(身分証や印鑑など)も確認しておくことで、当日の混乱を避けられます。
▼一生の記念に。おそろいの印鑑でふたりの第一歩をスタート!
不備があった場合の対策を考える
書類に不備があると、その場での確認ができないため、受理されるのが翌営業日になってしまう場合があります。
そのため、「提出日=受理日」になるとは限らないという点を理解しておくことが大切です。
心配な方は、事前に記入した婚姻届を年内に役所でチェックしてもらうなど、万全の備えをしておくと安心です。
元日入籍がおすすめの人
元日入籍は注意が必要ではありますが、一方で元日に入籍がおすすめの場合もあります。
例えば、以下のような人は元日入籍がおすすめです。
- 記念日をわかりやすくしたい
- お正月休みにゆっくり入籍したい
- 家族との新年のイベントと合わせたい
事前にしっかりと準備を整えられる人であれば、元日入籍はスムーズに行えますし年のはじめに夫婦としての第一歩を踏み出せるという意味でも、非常に良いスタートになる可能性が高いでしょう。
まとめ:元日入籍は準備と覚悟がカギ
元日入籍には独特のデメリットがあります。
役所の閉庁や証人の確保、記念日としての不便さなど、思いがけない落とし穴があることを知っておく必要があります。
一方で、縁起の良さや覚えやすさ、新年という節目に入籍できる特別感など、元日ならではのメリットもたくさんあります。
事前に必要な準備をしっかり整え、不安要素を一つひとつクリアしていけば、元日入籍は素敵な思い出として残せるでしょう。
「縁起がいいから」「覚えやすいから」といった気持ちに加えて、実際の手続きや状況を現実的に把握しておくことが、後悔しない選択につながります。