楽天トラベルで宿泊予約をする際、特に家族旅行や連休、繁忙期などには「複数のホテルを同じ日程で仮押さえしておきたい」と思うこと、ありますよね。でも実際に同じ日で複数の予約を入れたら、重複とみなされる?キャンセル料は?ポイントやクーポンの扱いはどうなるの?と不安になる方も多いのではないでしょうか。
特に楽天トラベルをよく利用している人ほど、「最安値で予約したい」「希望の条件に合う宿を逃したくない」と、つい複数予約をしてしまうこともあるでしょう。ですが、そこには思わぬ落とし穴やトラブルの可能性が潜んでいるんです。
この記事では、楽天トラベルで同日複数予約をした場合のシステム上の扱いや、キャンセル時のリスク、過去の体験談から学ぶ注意点、そして賢く予約を管理するコツまでを、詳しく解説します。
楽天トラベルで同じ日に複数予約はできる?
楽天トラベルの予約システムでは、技術的に同じ日程で複数の宿泊施設を予約することができます。ですが、それが“問題なく通る”ことと、“安心してやっていい”ことは別の話。
まずは、基本的なルールと注意点を押さえておきましょう。
同日予約はシステム上可能なのか
結論から言えば、楽天トラベルでは「同じ日付で複数のホテルや宿泊プランを予約する」こと自体は、システム的には制限されていません。
たとえば、9月20日にチェックインするホテルAとホテルBを、両方予約しておくことは可能です。異なるホテルであれば、予約画面でもエラーにならず、通常どおり予約確定まで進めます。
これは、ユーザーが「比較検討するために一時的に複数予約を行う」という行動を想定した仕様とも考えられます。ただし、あくまで“自己責任”での利用となり、トラブルが起きた場合はユーザー側で対応する必要があります。
同一アカウントでの複数予約の扱い
楽天会員として1つのアカウントを使っている場合でも、同日で複数予約を行うことに関して、楽天トラベル側から「自動キャンセル」や「警告」が入ることは基本的にありません。ただし、同じ宿泊施設で部屋タイプだけ違う予約を2つ入れた場合などは、ホテル側が不自然な重複と判断し、連絡が来ることがあります。
また、楽天トラベルの利用規約では、「虚偽や悪質な予約」「不正利用」に関してはアカウント制限や利用停止などの対象になる場合があると明記されています。明らかに必要性のない重複予約を何件も繰り返すと、システム上では通っても、後で問題になる可能性があるということですね。
予約が重複すると自動キャンセルになる?
楽天トラベルのシステム上では、同一日程・同一ホテルでの複数予約であっても、基本的に自動キャンセルされることはありません。ただし、ホテル側が「同一人物による重複」と判断した場合、電話やメールで確認の連絡が入る場合があります。
たとえば、「大人2名で予約した部屋」と「大人3名で予約した部屋」が同じホテル・同じ日で入っていれば、「どちらを正とするか」の判断をホテル側が行うケースもあります。中にはホテル側の判断で一方をキャンセル処理されることもあるため、トラブルを避けたい場合は、予約後すぐに整理・確認するのがベストです。
複数予約時のキャンセルポリシーと注意点
「とりあえず押さえておこう」と思って入れた複数予約。後から不要になったものをキャンセルする際には、キャンセル料の発生タイミングやプランの条件をしっかり確認しておかないと、思わぬ出費につながることもあります。
キャンセル料が発生するタイミング
キャンセル料は、宿泊施設によって設定が異なります。一般的には「宿泊日の〇日前」から発生するプランが多く、例えば3日前までは無料、前日から50%、当日は100%などのケースが見られます。キャンセル無料期間を過ぎてしまうと、理由に関わらずキャンセル料が請求されるため、複数予約を入れた場合は早めに不要な予約を整理しましょう。
また、複数予約のすべてが同じキャンセル条件とは限らず、「部屋タイプ」や「料金プラン」によって差があることもあります。予約のたびに、キャンセル規定を読むクセをつけると安心です。
キャンセル可能なプランの見分け方
楽天トラベルでは検索画面で「キャンセル料無料」や「前日までキャンセル無料」などの条件でフィルタリングできます。これを使えば、仮押さえ向けの柔軟なプランが見つかりやすくなります。
ただし、あくまで“無料”になるのは指定された期日までであり、それを過ぎれば100%請求されることもあるので油断は禁物です。見出しに「キャンセル無料」と書かれていても、詳細ページでしっかり確認しましょう。
直前の変更・キャンセルはどうなる?
直前キャンセルになると、ネット上から操作できない場合もあります。キャンセル画面に「この予約はお電話での手続きが必要です」と表示されることもあり、そうなると宿泊施設に直接電話をする必要があります。
特に繁忙期や深夜などは電話がつながりにくく、結局キャンセルできずに請求されてしまう例も報告されています。急な変更にも対応できるよう、予約後はできるだけ早めに不要なものを処理しておきたいですね。
実際に複数予約した人の体験談・トラブル例
リアルな利用者の体験から学べることは多いです。ここでは、実際に楽天トラベルで複数予約をしてトラブルになったケースを紹介します。
うっかり重複予約でキャンセル料が発生したケース
ある利用者は、2つのホテルを比較するために同じ日程で予約し、そのうち1つをキャンセルする予定だったものの、うっかり忘れてしまい、キャンセル料として1泊分の宿泊代を丸ごと請求されたといいます。
このような“忘れミス”は誰にでも起こり得ることで、特に忙しい日常の中ではリマインダー設定などを活用しないと、忘れてしまうリスクがあります。
ホテル側からの連絡で発覚したケース
また別のケースでは、同じ宿泊施設に対して「部屋タイプA」と「部屋タイプB」を同じ日程で予約してしまい、ホテルから「どちらをご利用予定ですか?」と連絡が来て初めて気づいたという人も。
このときはホテル側が親切にキャンセル対応をしてくれたそうですが、対応が柔軟でない施設もあるため、毎回そうなるとは限りません。
予約後の対応で防げたトラブル
一方で、しっかり管理していたことでトラブルを未然に防げた人もいます。たとえば、予約直後にGoogleカレンダーに「要キャンセル」のリマインダーを入れておいたり、予約確認メールをフォルダ分けして整理していたり。
特に家族や友人と一緒に旅行する場合は、誰がどの予約を管理しているかを明確にしておくことで、スムーズな調整ができます。
楽天トラベルで同日複数予約をうまく活用する方法
注意点を押さえれば、同日複数予約を有効に活用することも可能です。上手に使えば、希望の条件に合う宿を逃さず確保することができます。
比較検討に役立つ「仮押さえ」の注意点
「仮押さえ」として予約を入れる場合は、必ずキャンセル可能なプランに絞りましょう。また、キャンセル無料の期日もスマホや手帳にメモしておくと安心です。
逆に、キャンセル不可のプランを仮押さえ目的で予約してしまうと、後から変更したくなったときに高額なキャンセル料が発生してしまうので要注意です。
ポイント・クーポンの適用と影響
複数予約にポイントやクーポンをそれぞれ適用することはできますが、キャンセル時にポイントの返却タイミングやクーポンの再利用可否が気になるところです。
多くの場合、クーポンは一度使用すると“使った扱い”になり、キャンセルしても戻ってこないものもあります。重要な予約にだけ適用し、仮押さえには使わないのがベストです。
トラブルを避ける予約管理のコツ
予約が複数あるときは、「一覧表」や「スプレッドシート」で管理しておくと便利です。また、GoogleカレンダーやLINEのリマインダー機能を活用して、「キャンセル期日」や「宿泊先名」を入れておけば、うっかり忘れも防げます。
スマホのメモ帳に予約番号とキャンセル条件を書いておくだけでも、後々スムーズに対応できますよ。
楽天トラベルの同日複数予約に関するまとめ
楽天トラベルで同日に複数予約した場合にどうなるのかをまとめました。
以下がポイントです。
- 楽天トラベルでは同じ日付で複数の予約が可能
- 自動でキャンセルされることは基本的にない
- 同一ホテルでの重複にはホテル側の確認が入る場合あり
- キャンセル料はプランごとに異なり、早めの確認が重要
- キャンセル無料プランを選ぶと仮押さえにも安心
- ポイントやクーポンは1件の予約に集中させるのがベター
- 忘れ防止にはリマインダーや一覧管理がおすすめ
- ホテルごとのルールを把握しながら予約しよう
- 複数予約は便利だが、使い方次第でリスクもある
- 正しく活用すれば旅行計画を柔軟に進められる
楽天トラベルで同日複数予約を活用するのは、条件の良い宿を見つけるための有効な手段です。ただし、ルールを知らずにやみくもに予約してしまうと、キャンセル料やポイント失効など、損をしてしまう可能性もあります。
大切なのは、「仮押さえは計画的に」「キャンセル条件はしっかり確認」「ポイントやクーポンは慎重に使う」こと。そして、スマホやカレンダーを使って情報を管理しておくことで、トラブルを回避しつつ、よりスムーズな旅行計画ができます。
ちょっとした工夫と意識で、同日複数予約はあなたの強い味方になりますよ。