カーテンを閉めても中央にわずかな隙間ができてしまう。幅が10センチ足りないだけなのに、光が差し込んだり外から見えたりして、落ち着かない空間になってしまいます。
そんなときは、フックの調整やサイドカーテンの追加など、ちょっとした工夫で簡単に隙間をカバーできます。
特にフックの位置を変える方法はすぐに試せて効果も高く、買い替えをせずに済む現実的な対処法です。
この記事では、幅不足で起こる問題とその具体的な対処法、さらに次に同じ失敗をしないためのポイントまで丁寧に紹介しています。
小さな不便をそのままにせず、快適な空間づくりに役立ててください。
カーテン幅が10センチ足りないとどうなる？
カーテンの幅が10センチ足りないと、思った以上に日常生活に影響が出るんですよね。少しの隙間だからと放置しておくと、意外なところでストレスや不便を感じることがあります。
ここでは、カーテン幅が足りないことで起きる代表的な問題を3つ紹介します。
遮光性・断熱性の低下
隙間から光が入り込むと、部屋の明るさがコントロールしづらくなります。
朝日が差し込んで睡眠が浅くなることもありますし、夏場や冬場は外気の影響を受けやすくなり、冷暖房効率が下がる原因にもなります。
とくに西日や朝日が強い窓では、たった10センチの隙間でも体感温度が大きく変わることがあるんですよ。
外からの視線が気になる
道路や隣家に面した窓では、わずかな隙間でも中が見えてしまうことがあります。
昼間は気づきにくくても、夜になって部屋に明かりが灯ると、外からの視線が気になるようになるんですよね。
プライバシーの観点でも、隙間はなるべく塞いでおきたいところです。
見た目のバランスが崩れる
カーテンを閉じてもピシッと閉まらず、左右どちらかに偏ったり、中央がしっかり重ならなかったりすると、部屋全体の印象がちょっと雑に見えてしまいます。
インテリアにこだわっている方ほど、このちょっとしたアンバランスさが気になってしまうはずです。
カーテンを買い替えずに幅不足を解消する方法
カーテンの幅が少し足りないとき、買い替えを検討する前にできることが意外とたくさんあるんです。
ここでは、身近なアイテムやちょっとした工夫で隙間を解消する方法を紹介します。どれもすぐに試せるものばかりなので、気軽に取り入れてみてください。
カーテンフックでの調整テクニック
カーテンフックの位置を調整するだけでも、カーテンの幅感が少し変わります。
アジャスターフックを使ってカーテンを内向きに寄せると、隙間が縮まりやすくなるんですよ。
特にBフックからAフックに変更すると、カーテンがレールに近づいて密閉感が増します。
見た目の印象も変わるので、手軽に試してみる価値があります。
隙間を隠すサイドカーテンの活用
メインのカーテンの両脇に、装飾用として使われるサイドカーテンを足すと、見た目にも隙間をカバーできます。
生地を軽めにすれば圧迫感も出にくく、自然な仕上がりになります。
もともと飾りとしての意味合いがあるので、視覚的におしゃれに隠すという意味でもおすすめです。
タッセルや留め具の工夫でずれを軽減
カーテンを開けたり閉めたりするうちに、少しずつずれて隙間ができることがあります。
そんなときはタッセルやマグネットタイプの留め具を活用すると、カーテンをきれいな位置に固定しやすくなります。
見えない部分にテープタイプの仮留めを使うのもひとつの手です。
カフェカーテンやのれんで補う
隙間のある下部や中央にカフェカーテンやのれんを足してみるのも効果的です。
突っ張り棒があれば設置は簡単ですし、好みの布を選べばインテリアにもなじみます。
目線や光を遮るという意味では、応急処置としても十分活躍します。
つっぱり棒＋布で自作する
DIYが好きな方は、つっぱり棒と手持ちの布でサブカーテンを作る方法もおすすめです。
窓枠の内側に設置すれば、メインカーテンの足りない部分を補う形になります。
布の種類や色を工夫すれば、あえてデザインとして楽しむこともできますよ。
注意しておきたい点と事前対策
カーテンの幅が足りないと気づいたとき、「最初からちゃんと測っておけばよかった」と後悔することってありますよね。
ここでは、同じ失敗を繰り返さないためのポイントと、購入前に押さえておきたいコツを紹介します。
窓枠の採寸ミスを防ぐポイント
採寸の際は、窓枠の幅だけでなく、カーテンレールの端から端までを測るのが基本です。
左右にゆとりを持たせることも忘れずに。最低でも左右5センチずつ長めに見ておくと安心です。
メジャーのずれや斜め計測もミスのもとになるので、可能であれば2人で測るのがおすすめですよ。
既製品サイズ選びで失敗しないコツ
既製品のカーテンは数サイズ展開が主流ですが、微妙なサイズ違いで「少し足りない」状況になりがちです。
幅は「1.05〜1.1倍」を目安に余裕を見て選ぶと安心です。また、購入前にカーテンの仕様（フックのタイプや開閉方式）も確認しておくと、取り付け後に違和感が出にくくなります。
店舗での相談やシミュレーションサービスを活用するのも有効です。
まとめ
カーテンの幅が10センチ足りないだけでも、思っている以上に快適さが損なわれてしまいます。けれども、買い替えに頼らなくてもできる工夫がたくさんあります。
今回のポイントを以下にまとめました。
- 隙間から光や視線が入ることで遮光性やプライバシーが低下する
- フックの調整やサイドカーテンで幅不足をカバーできる
- のれんや布などを使った補助的な対策も有効
- 採寸ミスを防ぐことで次の失敗も予防できる
幅不足の解決には、まずフック調整やサイドカーテンなど簡単にできる方法から試すのが一番です。
手持ちの道具でできることから始めて、住まいをもっと心地よく整えてみてください。
