会社の飲み会やイベントで「余興お願いできる?」なんて言われたこと、ありませんか?
頼まれたら断りづらい雰囲気もあるけれど、「正直やりたくない…」という気持ち、ありますよね。
無理してやってストレスをためるくらいなら、きちんと断っても問題ありません。
今回は、会社の余興を断っても大丈夫なのか、角が立たない断り方について具体的な方法を解説します。
会社の余興って断っても本当に大丈夫?
結論から言うと、会社の余興は断っても大丈夫です。あくまで業務外のことなので、参加が強制されるべきではありません。
もちろん、会社の雰囲気や人間関係にもよりますが、嫌々やるよりも、丁寧に断ったほうが誠実な印象を持たれることもあります。
「ノリが悪い」と思われないか心配になるかもしれませんが、無理に盛り上げ役を演じる必要はないんです。
余興を断るときにやってはいけないNG対応
余興を断るとき、言い方やタイミングを間違えると、場の空気を悪くしたり、人間関係に影響を与えてしまうことも。
以下のような対応は避けたほうが無難です。
- 「絶対ムリ」「なんで私が?」と感情的に拒否する
- 無視したり、はっきり返事をしない
- 直前まで引き受けたふりをしてドタキャンする
大切なのは、相手の立場や準備の手間も思いやって伝えることです。
余興を計画する側も、誰かが引き受けてくれることを前提に段取りを考えている場合が多いため、急な断り方や曖昧な返事は迷惑をかけてしまうこともあるんですよね。
そのため、断る際は「手間をかけて申し訳ないのですが」「声をかけていただいて嬉しいのですが」といったクッション言葉を添えると、相手の気持ちも和らぎやすくなります。
また、断った後に別の方法でイベントに協力する姿勢を見せると、さらに印象は良くなります。
たとえば「準備のお手伝いならできますよ」や「写真撮影を担当します」など、自分ができる範囲のことを伝えて、関わりを持つ姿勢を見せることも大切です。
誠実な態度で理由を伝えれば、理解してくれる人は多いですよ。
角が立たない!自然な断り方のコツ3選
ここでは、無理なく余興を断りたいときに使える、自然で相手に嫌な印象を与えにくい伝え方をご紹介します。
シンプルですが、効果的な断り方を3つに分けて解説しますね。
忙しさを理由にする
「今ちょっと業務が立て込んでいて、練習の時間が取れそうにないんです」と伝えると、納得されやすいです。
特に繁忙期や納期が近いなど、具体的な背景があるとより説得力が増します。
「余興に出るならちゃんと準備したいけど、それが難しそうで…」といった形で責任感のある断り方にすれば、より自然に受け入れてもらいやすくなります。
健康上の都合を伝える
「喉の調子が悪くて」「人前で話すと緊張で体調を崩しやすくて」など、無理をすると体調に影響することを伝えましょう。
体のことは無理に踏み込まれにくい理由になります。持病や過去の経験を軽く触れて「無理をして再発したことがあるので」と加えると、真剣に受け取ってもらえる可能性が高くなります。
「他の人が適任」と提案する
「◯◯さんが面白くて盛り上げ上手なので、向いているかもしれませんね」と、別の候補を提案すると、相手も納得しやすくなります。
あくまでやんわりと提案するのがポイントです。
単に自分を回避するのではなく、「私は苦手ですが、◯◯さんなら皆さんも楽しめそうですよね」と前向きに話をつなぐことで、協力的な姿勢が伝わります。
断りにくい相手(上司・幹事)への伝え方のポイント
上司や幹事など、断りづらい立場の人に話すときは、まず感謝の言葉を伝えると印象がよくなります。
急に断るのではなく、一度は前向きな姿勢を見せることで、気持ちの良いやりとりができるようになります。
たとえば「声をかけていただいて嬉しいのですが…」や「お役に立てればと思ったのですが…」など、相手の好意に対して感謝を伝えたうえで、やむを得ない事情を添えると、柔らかく丁寧な印象になります。
また、断るだけで終わらせるのではなく、「代わりに○○ならお手伝いできます」「準備や裏方のほうで力になれれば」と具体的にできることを示すと、協力的な姿勢が伝わりやすくなります。
そうすることで、余興を断ったことがマイナスに受け取られにくくなり、良好な関係を保ちやすくなりますよ。
余興を断った後に気をつけたいフォローの仕方
断ったあと、「気まずくなったらどうしよう」と不安になることもありますよね。
そんなときは、イベント当日に参加して周囲を盛り上げる側に回るのもひとつの方法です。
ただ断るだけで終わらず、その場を楽しむ姿勢を見せることが、周囲への配慮や思いやりとして伝わります。
たとえば「余興は出ないけど楽しみにしてます!」「応援する側で盛り上げます!」など、ポジティブな言葉をかけておくと、協力的な姿勢が伝わります。
こうした一言を添えるだけでも、雰囲気を和ませることができて、「やる気がない」という印象を与えずにすみます。
さらに、周囲の余興をしっかり見て笑顔で反応したり、拍手を送ったりするだけでも、雰囲気を盛り上げる側として十分な役割を果たせます。
無理に関わらなくても、楽しむ気持ちを共有できればそれで十分ですし、結果的にイベント全体にとっても良い空気づくりになりますよ。
まとめ:自分を守りつつ、丁寧にお断りしよう
会社の余興は断っても大丈夫。大切なのは、相手を尊重しながら自分の意思を丁寧に伝えることです。
無理に頑張ってストレスを抱えるよりも、自分にとって無理のない形で会社のイベントと関わる方法を選ぶほうが、長い目で見ても健全ですよね。
角が立たない断り方を知っていれば、余興だけでなく、他の場面でも役立つはず。気が進まないときは、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね。