季節の変わり目には衣替えをしますね。
着ていないものをそのまましまう方も多いかもしれませんが、それはNGです。
洗わずにしまうと、黄ばみや汚れが蓄積し衣類を傷める原因になります。
そのため、衣替えの際には必ず「しまい洗い」を行うことが大切です。
今回は、しまい洗いを行う理由と、正しい洗濯のポイントをご紹介します。
衣替え前に洗濯する理由とは?衣類を長持ちさせる秘訣
しまい洗いとは、今まで着ていた服を衣替えの前に再度洗濯することを指します。
汚れたまま衣替えで収納してしまうと、衣類に虫食いやシミ、黄ばみが発生する可能性があります。
衣替え前に一度洗濯していた場合でも、再度しまい洗いをする必要があります。
なぜなら、普段の洗濯では繊維の奥深くの汚れまで完全には落としきれていないことが多いからです。
そのままにしておくと、衣類が劣化しやすくなるため、しまい洗いを欠かさず行いましょう。
劣化を防ぐためにも、この手間を惜しまずに取り組んでください。
衣類を長く使うための洗濯方法を紹介!
しまい洗いをする際の適切な時期やおすすめの洗剤を紹介します。
しまい洗いの時期
夏服のしまい洗いは、10月から11月頃がおすすめです。
最低気温が20度以下になり、半袖を着る機会が減ってきた頃が良いタイミングです。
おすすめの洗剤
最近では液体洗剤を使う方が多いですが、しまい洗いには「粉洗剤」がおすすめです。
粉洗剤は洗浄力が強く、見えない皮脂汚れをしっかり落としてくれます。
自分でしまい洗いをする際は、必ず洗濯表記を確認しましょう。
水洗いNGや使えない洗剤がある場合もあります。
また、しまい洗いに不安がある場合は、クリーニング店に依頼するのも良い選択です。
クリーニング屋さんにお願いすることで、安心して衣類を保管できますよ。
洗濯時のポイント!汚れをしっかり落とすコツ
しまい洗いの際のポイントと注意点をご紹介します。
エリや袖口の汚れは徹底的に落とす
見た目がきれいでも、実は皮脂汚れが残っていることがあります。
特にエリや袖口は皮脂汚れが付きやすい部分なので、しっかりと洗いましょう。
皮脂汚れを落とす方法
皮脂汚れを落とす方法を以下に説明します。
まず準備するものは3つ!
- 重曹:大さじ1
- 酸素系衣料用漂白剤:大さじ3
- 食器用中性洗剤:3滴
この3つを混ぜ合わせ、歯ブラシで汚れが気になる部分に塗り広げます。
衣類を傷つけないように、優しくたたくように塗ってください。
その後、洗剤をしっかりすすぎ、手洗いまたは洗濯機で洗ってください。
すすぎはしっかりと行う
すすぎは2回行いましょう。
すすぎ不足は虫食いや黄ばみの原因になります。
しっかり乾燥させる
しまい洗いした衣類はしっかり乾かしましょう。
生乾きで収納するとカビの原因になります。
注意点
しまい洗いする前に、洗濯槽のカビをしっかり取り除きましょう。
洗濯槽にカビが残っていると衣類に移る可能性があります。
また、お風呂の残り湯で洗うのは控えてください。
残り湯のタンパク質が衣類に付着すると、黄ばみや臭いの原因になります。
まとめ
衣替え前に洗濯する理由や、衣類を長持ちさせるためのコツをご紹介しました。
しまい洗いをせずにそのまま収納してしまうと、黄ばみや劣化の原因になってしまいます。
季節の変わり目には「しまい洗い」をして、衣類を清潔に保ちましょう。
洗い方に関しては、必ず洗濯表示を確認し、エリや袖口の汚れを念入りに落とすことが大切です。
また、自分で洗うのが不安な場合は、クリーニング屋さんにお願いするのも一つの方法です。
お気に入りの衣類を長く愛用するためにも、しまい洗いをしっかり行いましょう。