ふと甘いものが食べたくなったとき、手軽に試せるのがマシュマロのレンチンですよね。
だけど、「何秒くらい温めたらいいの?」「どれくらい膨らむの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マシュマロをレンジでふんわりトロトロに仕上げるための時間やコツ、注意点、さらには簡単アレンジまで詳しくご紹介していきます。
マシュマロをレンジで加熱するとどうなる?
マシュマロは、レンジで温めると中に含まれる空気とゼラチンが反応して、ふわっと膨らみます。そして熱が入ることで表面は柔らかくなり、中心はとろ〜っと溶けたような食感に変化します。
このとき、マシュマロがぐんと膨らむ様子は見ているだけでも楽しく、まるでお菓子の魔法のような瞬間です。
膨らんだマシュマロは、口に入れるとじゅわっととろけて、まさに焼きたてスイーツのような贅沢な味わいが楽しめます。
中に含まれるゼラチンが熱で溶けることで、もっちりとした弾力と柔らかさが生まれるのです。
ただし加熱しすぎると、膨らんだ後に急激に縮んだり、焦げたり、固くなってしまうこともあるんですよね。
特に長時間加熱すると、表面がカリカリになって中が硬くなってしまいます。なので、時間を見極め、「加熱しすぎないこと」が大切なポイントです。
ベストな加熱時間は何秒?サイズや量で変わる目安
加熱する個数やレンジの出力によって、ベストな加熱時間は少しずつ変わってきます。
ここでは、加熱するマシュマロの量や使うレンジのワット数ごとに、ちょうど良い時間の目安をご紹介していきますね。
一粒とまとめて温めるときの違い
まず基本は「1粒あたり10秒前後(600W)」が目安です。小さめのマシュマロであれば、8秒〜10秒でふんわりとした状態になります。
複数個まとめて温める場合は、10〜20秒程度を目安に様子を見ながら加熱しましょう。一気に加熱するのではなく、5秒ずつ追加するようにすると失敗しにくいですよ。
500W・600W・700Wでの時間の目安
500W、600W、700Wそれぞれの加熱時間の目安は以下の通りです。
- 500W:約12〜15秒(1粒)
- 600W:約8〜10秒(1粒)
- 700W:約5〜7秒(1粒)
加熱時間は短くても、一度膨らみ始めると一気に大きくなるので、目を離さず様子を見ながら加熱するのがコツです。
加熱時に気をつけたいポイント
マシュマロをレンジで安全に、そしておいしく仕上げるにはちょっとした注意が必要です。
ここでは加熱時に起こりやすいトラブルを防ぐポイントをご紹介します。
吹きこぼれや破裂を防ぐには?
マシュマロは一気に膨らむため、深めのお皿を使ったり、余白のある器を選ぶと安心です。また、ラップをせずに加熱することで蒸気がこもらず、破裂しにくくなります。
加熱中にマシュマロが急激に大きくなると、器からはみ出したり破裂する可能性があるため、少し大きめの耐熱皿を使うとより安全です。
加熱時間が長すぎると破裂するリスクも高まるので、こまめに様子を見るのがポイント。マシュマロの種類によっても膨らみ方が異なるので、最初は少量で試すのがおすすめですよ。
お皿やラップの使い方にも注意
耐熱皿の使用は必須ですが、紙皿などの加熱に弱い素材は避けましょう。また、ラップを使いたい場合はふんわりと覆うようにして、密閉しないようにするのがポイントです。
ラップを密閉してしまうと、蒸気が逃げ場を失いマシュマロが破裂する危険があります。もしラップを使うなら、端を少し開けておくか、軽くかぶせる程度にしておくと安心です。
ガラス製や陶器製の耐熱皿であれば熱も均等に伝わりやすく、仕上がりもきれいになりますよ。
トロトロに仕上げるコツと裏ワザ
「せっかくなら、ベストな状態で食べたい!」という方のために、トロトロ食感を引き出すちょっとしたコツや裏ワザをご紹介します。
加熱後すぐに使うのがコツ!
マシュマロは、加熱後にすぐ使わないと一気に縮んだり固くなったりします。加熱されたマシュマロは冷めると急速に収縮してしまうため、せっかくのふんわり感やトロトロの食感を逃してしまうんです。
なので、例えばクラッカーに挟むときや、トーストにのせるときは「準備してからチン」するのがおすすめです。
あらかじめトッピングや器を用意しておくことで、加熱後に素早く盛り付けることができ、マシュマロの美味しさを最大限に活かすことができます。
調理前に配置や段取りを整えておくことで、手際よく作業ができるのもポイントです。
水をひと滴加えるテクニック
マシュマロを加熱する前に、ほんの少し水を垂らすと、蒸気の力でさらに柔らかくトロトロに仕上がります。
水分が加わることで、内部までしっとりとした食感が広がり、よりとろけるような口あたりになりますよ。
ただし水が多すぎると溶けすぎてしまい、ベタベタになってしまうことも。スプーンの先で一滴垂らす程度がちょうどよく、微調整をしながら試してみると、好みの柔らかさに仕上げやすくなります。
レンジマシュマロを使ったおすすめアレンジレシピ
ここではレンジマシュマロを使ったおすすめアレンジレシピを紹介します。簡単にできるのでやってみてはいかがでしょうか。
定番のチョコ×マシュマロ
クラッカーやビスケットにチョコとマシュマロをのせてレンジでチンするだけ。簡単なのにリッチな味わいで、まるでスモア風のおやつに早変わり!
とろけたチョコとマシュマロの組み合わせは甘さのバランスが絶妙で、小腹がすいたときのおやつや急な来客時にもぴったりです。
砕いたナッツやシナモンパウダーをトッピングすれば、さらに深みのある味わいに仕上がりますよ。
SNS映え間違いなしのスイーツアイデア
トーストにマシュマロを敷き詰めて焼くだけで、可愛いビジュアルの“マシュマロトースト”が完成。
フルーツやナッツをのせてもおしゃれですよ。さらに、チョコレートソースやキャラメルソースをかけるとスイーツ感がぐっとアップし、特別感のあるデザートになります。
朝食やブランチのちょっとしたご褒美にもぴったりで、SNSにも投稿したくなる可愛さです。お子さまと一緒に楽しむのにもぴったりですよ。
まとめ:加熱時間とコツをおさえて失敗知らず!
今回の記事のポイントを以下にまとめました。
- マシュマロをレンジで加熱するベストな時間は、おおよそ1粒あたり10秒前後(600W)が目安
- 加熱しすぎると逆に固くなってしまうので、短時間で様子を見ながら温めるのがポイント
- 膨らみすぎや破裂を防ぐには、器選びやラップの扱いにも注意が必要
- 水を少し加えるなど、ちょっとした工夫で理想のとろ〜り感を引き出すことができる
コツさえつかめば、マシュマロはレンチンで一気にご褒美スイーツに早変わり。今日のおやつに、ぜひ試してみてくださいね。