パンプスを履いて外出すると、かかと部分がパカパカと脱げることがあります。
私はパンプスをよく履きますが、そのパカパカには本当に悩まされてきました。
中敷きを入れる方法もありますが、種類が多くて選ぶのが大変です。
「次の機会に」と思って放置していると、また脱げてしまうことがよくあります。
そこで今回は、パンプスが脱げる時の応急処置や原因、そして適切な靴の選び方について詳しくご紹介します。
これらの対策を知っておくと、外出先でも安心して過ごせるようになりますよ。
コンビニでできる!パンプスが脱げる時の応急対策
どうしても今すぐにパンプスのパカパカを解決したい方に向けて、コンビニで手に入るものでできる応急処置をご紹介します。
どの方法にもメリットデメリットが存在しますので、あわせてお伝えします。
絆創膏を使った対策
絆創膏をパンプスのかかとに貼ることで、パカパカする部分の隙間を埋めることができます。
2~3枚貼ってみて、足りなければ1枚ずつ追加して調整してみてください。
絆創膏を使った応急処置のメリットは、コンビニで手に入り応急処置としてはとても簡単な方法です。
対してデメリットは、かかとに絆創膏を貼ることでパンプスのサイズが多少小さくなってしまいます。
そのため、長時間履くとつま先が痛くなる可能性が出てきますので、絆創膏の貼りすぎには注意です。
ポケットティッシュを使った対策
ポケットティッシュをつま先部分に詰める方法です。
かかとに詰めるとずれてしまうため、つま先に詰めるのがポイントです。
ポケットティッシュを使うことでのメリットは、絆創膏同様に手に入れることは簡単で応急処置として使いやすいです。
デメリットは、ティッシュがつぶれてしまうため、定期的に詰め替えるもしくはティッシュを足す必要がでてきます。
また、つま先部分で湿って固くなると水膨れの原因になることがありますし、靴擦れが起きやすいことも考えられます。
その他の応急対策
絆創膏やティッシュの他には、テーピングをかかとに貼ったり包帯などをつま先に詰める方法もあります。
ただ、この方法は手軽には難しいかもしれません。
そのため、コンビニと限らず普段から持ち歩いていることが多い絆創膏やティッシュの方法が手軽に出来ますね。
パンプスがパカパカする原因
パンプスがパカパカと脱げる原因は、主に以下の2つが考えられます。
- パンプスのサイズが合っていない
- つま先部分のサイズが合っていない
まず、パンプスのサイズが合っていない場合、フィット感が劣るため歩くたびに靴が足から離れやすくなります。
特に、大きすぎるパンプスは歩行中に足が前方に滑りやすくなり、かかと部分が浮き上がって脱げやすくなります。
次に、足の長さだけでなくパンプスの横幅のサイズも重要です。
足の幅がパンプスの幅より狭いと足が靴の中で動きやすくなります。
これも脱げやすさの原因となります。
逆に、幅が広すぎるパンプスは足を圧迫し痛みや不快感を引き起こすことがあるので注意してください。
さらに、足の形や歩き方も影響を与えます。
例えば、アーチが高い足や偏平足の場合、標準的なパンプスの形が合わないことがあります。
このため、自分の足の形に合ったパンプスを選ぶことが重要です。
自分の足にぴったり合うサイズと形のパンプスを選ぶことが、快適に履くための鍵となります。
店頭で試し履きをしっかり行い、フィット感を確かめることが大切です。
また、場合によってはインソールを使用してフィット感を調整することも有効です。
サイズが合っているのに脱げる理由
「ちゃんと試着して選んだし、サイズも合ってるのにどうして脱げるの?」という疑問、よくありますよね。
パンプスはスニーカーなどと違って、足全体をしっかりホールドしてくれる構造ではないため、かかと部分が浮きやすい傾向があります。
特にヒールが高いほど、足が前に滑りやすくなり結果としてかかとが抜けやすくなるんです。
また、新品でまだ足になじんでいない状態では、フィット感に違和感を覚えやすいというのも一因です。
脱げない靴の選び方のポイント
ここまでのことを踏まえて、パンプスがパカパカしないようにする靴の選び方をお伝えします。
- 自分の足より大きいものはNG
- 自分の足のサイズ感を知っておく
- 見た目だけでなく、歩きやすさも考慮
一つずつ補足していきます。
自分の足より大きいものはNG
大きすぎる靴は、歩いている間に隙間ができやすく脱げやすくなります。
そのため、自分の足にぴったり合うサイズを選ぶことが重要です。
特に、かかと部分がフィットしないと靴が脱げやすくなるため注意が必要です。
大きすぎる靴は隙間ができやすく、脱げやすくなります。
自分の足のサイズ感を知っておく
足の形やサイズを正確に知ることで、自分に合った靴を選びやすくなります。
専門店で足の計測を行ってもらい、自分の足の長さや幅、高さを把握しておくと靴を購入するときに役立ちますよ。
より適切なサイズの靴を選ぶことができます。
見た目だけでなく歩きやすさも考慮
見た目が良い靴を選びたくなりますよね。
でも、実際に履いて歩きにくい靴は避けるべきです。
試着時には必ず歩いてみて、靴が足にしっかりフィットし歩きやすいかどうかを確認してください。
長時間履くことが多い場合は特にそうです。
フィットしていないと足に負担がかかりやすくなりますので、パンプスを購入の際には快適に過ごすために歩きやすさを考慮してください。
パンプスの種類と選び方(ヒールの高さ・デザイン)
パンプスと一口に言っても、ヒールの高さやデザインはさまざま。それぞれの特徴を知ることで、「脱げにくさ」や「歩きやすさ」にも差が出てきます。
たとえばヒールの高さは、3〜5cm程度のミドルヒールがバランスよく、かかとが浮きにくい傾向があります。
逆に、7cm以上のハイヒールは足が前に滑りやすくなり、かかとがパカパカしやすいので、ストラップ付きなどホールド力のあるデザインを選ぶのがおすすめです。
デザインで見ると、ポインテッドトゥ(先が尖った形)は足が前方に押し出されやすく脱げやすい傾向がある一方で、ラウンドトゥ(つま先が丸い形)は比較的フィットしやすく、安定感があります。
また、かかと部分にクッションが入っているタイプや、アンクルストラップ付きのパンプスは脱げにくさを重視したい方にぴったりです。
パンプス選びでは、自分の足の形と相性の良いデザインを知ることが、快適な履き心地への第一歩です。
長時間履いても脱げにくいパンプスの特徴
一日中履いてもかかとが脱げないパンプスには、いくつかの共通点があります。
まず注目したいのは、かかと部分のホールド感。しっかりとした作りで足にフィットするものは、歩いてもズレにくいですよね。
とくに「かかとが小さい」タイプの足の人は、深めに包み込むデザインが安定します。
次に重要なのが、中敷きのグリップ力。滑りにくい素材や立体的な形状のインソールは、足の前滑りを防いでくれます。
また、インソールにクッション性があると衝撃も吸収してくれるので、疲れにくさにもつながります。
さらに、靴の重さと柔らかさもチェックポイント。重すぎると歩きにくく、軽すぎても足にフィットせずパカパカの原因に。
適度な重みと、足に馴染む柔らかさのある素材を選ぶと、長時間の着用でも快適です。
脱げにくいパンプスを探すなら、単に「かわいい」や「流行」だけで選ばず、機能性にも注目して選ぶことが大切ですよ。
歩き方を見直して脱げにくくする方法
パンプスがパカパカ脱げてしまう原因は、靴だけでなく「歩き方」にあることも多いんです。
普段の姿勢や足の運び方を少し見直すだけで、パンプスのフィット感がぐっと変わることも。ここでは、脱げにくくするための歩き方のポイントをご紹介します。
快適な歩行のための姿勢と足運び
まず意識したいのが、正しい姿勢。背筋をまっすぐに伸ばし、頭のてっぺんを上から軽く引っ張られているようなイメージで立つと、自然と体のバランスが整います。
そして、お腹に軽く力を入れることで、軸が安定し足元もブレにくくなります。
歩くときは、かかとから着地してつま先で蹴り出すのが基本。
これによって足裏全体を使った歩行になり、パンプスの中で足が前に滑るのを防ぎやすくなります。
逆に、ペタペタと足裏全体で地面に着地してしまうと、靴の中で足が動きやすくなりパカパカの原因になってしまうこともあるので要注意です。
フィット感を持続させる歩き方のコツ
パンプスが足にしっかりフィットした状態をキープするには、「小さめの歩幅」と「まっすぐ前に出す意識」が大切です。
大股で歩くと、かかとが持ち上がりやすくなり、どうしても靴が浮きやすくなってしまいます。
また、歩くときに足先が外側を向いていると、重心がズレてしまい靴の中で足が動いてしまうことも。
なるべく足先はまっすぐ前に向けて、地面を軽く押すような感覚で歩くのがおすすめです。
さらに、パンプスを履いた状態で軽くかかと上げの運動(ヒールアップ)を日常に取り入れると、足首やふくらはぎの筋肉が鍛えられて、自然と安定した歩き方に近づいていきますよ。
脱げ防止をサポートする便利グッズ
パンプスがパカパカして歩きづらい…そんなときに頼れるのが、脱げ防止をサポートしてくれる便利グッズたち。
ちょっとしたアイテムを使うだけで、靴が足にフィットしやすくなり、格段に歩きやすさがアップしますよ。
ここでは、手軽に取り入れられて効果の高いおすすめグッズを紹介します。
ストラップや靴用滑り止めの活用

ストラップ付きのパンプスであれば脱げにくいのは想像がつきますが、ストラップがないパンプスでも、後から装着できるタイプのグッズがあるんです。
靴に引っかけるだけで簡単に装着できるものが多く、見た目も自然で便利。
また、靴の中に貼るタイプの滑り止めクッションも人気です。
足裏やかかとの位置に合わせて貼るだけで、足が前に滑るのを防ぎ、かかとが浮きにくくなります。
特に前滑りしやすいハイヒールには効果的で、足のフィット感がグッと高まりますよ。
靴擦れ防止と脱げ防止を兼ねるアイテム
「靴擦れが痛いけど、脱げやすいのも困る…」そんなお悩みには、かかと用のクッションパッドがおすすめです。
かかと部分に貼るだけで、靴擦れを和らげつつ脱げにくさもサポートしてくれる優れもの。
ふわふわしたジェル素材や低反発タイプなど、素材の種類も豊富なので、自分の足に合うものを選べます。
また、インソール一体型の滑り止め付きクッションなら、足全体をふんわり支えてくれるので、長時間歩いても疲れにくいのが魅力。
脱げにくさだけでなく、パンプス特有の足の痛みや疲れを軽減したい方にもぴったりです。
更に、アーチサポートも付いていれば歩いていて疲れにくくなるのでおすすめです。
パンプスのかかとがぱかぱかするのを防ぐ対策まとめ
今回は、パンプスが脱げる時の応急処置や原因、そして脱げにくい靴の選び方についてご紹介しました。
応急処置はその場しのぎのものです。
そのため、長時間使用する場合は足の状態をこまめにチェックしてください。
水膨れや靴擦れが発生することもあるので注意が必要です。
パンプスがパカパカ脱げる原因を知り、自分の足に合った靴を選ぶことで問題を根本から解決することができます。
ぜひ参考にして、快適にパンプスを楽しんでくださいね。